朝、家を出た瞬間からムッとするような暑さ。
駅まで歩いただけなのに、額から汗が流れて、背中にはシャツが張りつく。
最近の猛暑は、会社に到着する前に一仕事終えたような疲れを感じます。
40代になった今、そんな真夏の通勤で私が特に気になるようになったのが、自分のニオイです。
汗をかくこと自体は仕方がありません。
暑いのだから汗が出るのは当たり前。
頭ではそう分かっているのに、満員電車に乗った瞬間から急に不安になります。
私、大丈夫かな。
汗臭くなっていないかな。
隣の人に臭いと思われていないかな。
そんなことばかり考えてしまいます。
特に嫌なのが、電車でつり革につかまる瞬間です。
腕を上げた途端、ワキのニオイが周囲に広がってしまうのではないかと思って、できるだけ腕を上げたくなくなります。
だからといって、揺れる電車の中で何にもつかまらないわけにもいきません。
人との距離が近い満員電車では、ほんの少し汗をかいただけでも必要以上に気になってしまいます。
さらに40代になってからは、ワキだけではありません。
首まわり、胸元、背中、耳の後ろ、頭皮。
以前なら気にしていなかった場所まで、汗をかいた後のニオイが心配になりました。
自分のニオイは自分では気づきにくいと聞くと、それがまた怖い。
自分では大丈夫だと思っているのに、周りの人には気づかれていたらどうしよう。
職場で誰かが何気なく、
今日暑かったから汗すごかったね
なんて話をしているだけなのに、もしかして私のことかなと気になってしまうことさえあります。
一番言われたくないのは、やっぱり臭いという言葉です。
直接言われるのはもちろん嫌だけれど、自分がいなくなったあとに言われるのも嫌。
あの人、夏になるとちょっとニオイが気になるよね。
そんなふうに思われていたらと想像すると、会社に着く前から憂うつになります。
だから最近は、朝きれいにして家を出れば大丈夫という考えをやめました。
真夏の通勤は、家を出てから会社に着くまでの間にかなり汗をかきます。
つまり、家を出る前だけではなく、会社に到着してからどう整えるかも大切だと思うようになりました。
朝はシャワーを浴びたり、汗やニオイが気になりやすい部分を清潔にしてから服を着ます。
そして汗をかく前の肌に、自分に合ったデオドラントアイテムを取り入れる。
バッグの中にはハンカチだけではなく、汗を拭けるものも入れておきます。
会社に着いたら、そのままデスクに座るのではなく、まず汗を落ち着かせる。
トイレなどで額や首、ワキなどの汗をやさしく拭き取って、できるだけサラッとした状態に戻します。
ここで以前の私は、汗の上から香水やボディミストを重ねていました。
でも今は、香りで隠すことよりも、まず汗を拭いて清潔感を整えることを優先しています。
汗と強い香りが混ざると、自分自身がその香りで疲れてしまうこともあるからです。
洋服選びも変わりました。
真夏でも見た目を優先していましたが、今は通気性や汗の乾きやすさも考えます。
特にインナーは大事。
背中や胸元の汗を吸ったインナーを夕方まで着続けていると、自分の肌ではなく衣類からニオイを感じることがあります。
汗をたくさんかきそうな日は、替えのインナーを持っていくこともあります。
荷物は少し増えます。
それでも午後になって、
私、ニオっているかも
と一日中不安になるより、着替えられるという安心感があるほうが私には合っています。
そして忘れたくないのが頭皮。
駅まで歩いているだけでも、髪の内側はかなり蒸れています。
顔の汗はすぐ拭くのに、頭皮の汗はそのまま。
以前はそこまで考えていませんでした。
今は髪型もできるだけ蒸れにくいように工夫して、帰宅後は頭皮まで丁寧に洗い、濡れた状態を長時間残さないようにしています。
40代になると、清潔感という言葉に以前より敏感になります。
若く見られたいという気持ちももちろんあります。
でも、それ以上に思うのは、
近くにいても不快に感じられない人でいたい
ということ。
汗を一滴もかかないなんて、猛暑では無理です。
駅まで歩けば汗をかく。
電車を待っているだけでも汗が流れる。
だから私は、汗をかかないことを目標にするのではなく、汗をかいた後にそのままにしないことを大切にしています。
朝のケア。
猛暑の通勤で汗だく。それでも臭いと思われたくない